2007年7月15日

2勝2敗で迎えた最終戦のダブルス。96年以来のドイツ戦勝利を狙う日本は、米村知子に代えて森田を起用。藤原里華とのペアで臨んだ。一方のドイツもペトコビッチに代えてマレクを起用し、グローネフェルトとのペアでダブルスに臨んだ。天国と地獄を分ける大一番が始まった。
第1セット第1ゲーム、フェド杯のダブルスで過去6勝0敗の藤原が、グローネフェルトのサーブを果敢にチップ&チャージ。これが見事に決まっていきなりのブレーク。満席の観客席から早くも大歓声が起きる。しかし第2ゲーム、ドイツがすかさずブレークバックすると、これで息を吹き返したマレクとグローネフェルトの高さとパワーを生かしたテニスが全開。第6ゲームで藤原のサービスをブレークすると、そのまま第1セットを6-3で先取する。
あとがなくなった日本だが、第2セット第6ゲーム、グローネフェルトの2本のダブルフォールトにつけ込んでブレーク。4-2とし、会場全体にファイナルセット突入への期待が大きく膨らむ。しかしドイツチームの底力は予想以上だった。第7ゲームでブレークバックすると、そこから一気に4ゲームを連取し、6-4でゲームセット。敵地の大観衆に動じることなく、終始攻撃的なテニスを展開したドイツが3-2で勝利を収め、来年のワールドグループ1への昇格を決めた。
フェド杯のダブルスで初めての敗戦を喫した藤原は「やるべきことが出来なかった。とにかく『やってやる!』という気持ちだったが、(故障から復帰した直後でもあり)今現在の実力が伴っていなかった。チャンスを生かせなくて残念」と悔しがった。植田監督は「強打のドイツペアを崩すためには森田の鋭いショットしかないと思ったが、結果が出せず残念」と語った。
来年はワールドグループ2からの出直しとなる日本代表。植田監督は「今回の経験は、代表に選ばれた若い選手にとって大きなものとなるはず。来年はグループ2からのスタートだが、再び這い上がりたい」と語った。
成瀬悦朗